好きを貫き、社会を豊かに美しく
仕事は、①建築の設計・施工・デザイン ②家具の設計・生産・販売 ③雑貨、服飾のデザイン・生産・販売等です。
「暮らし」という視点と、「地方都市」という環境の中で、地元の素材を加工し、ローカルにこだわり「良質なプロダクト」の生産を行っています。創業の源は、「好きこそものの上手なれ」、という言葉を基としています。「好きなことでは飯は食えん」と言う人もいますが、「好きを貫く」には、自身の覚悟と自身の確実な歩みしかありません。
常にブレない意志を保ち、社員同士、互いに信頼しあえる関係の中から、社会を豊かにするものづくりを追求しています。また、「無為自然」を座右の銘とし、ものづくりの本質は「手を加えないこと」と定義しています。ものづくりなのに手を加えないとは、天然の素材に対し、最小限の加工で最大限の価値や成果を生むことであり、製品が醸し出す美しさでもあります。
「働く」より「夢」をつくるという思考
この地に暮らす多くの経験を持ったシニア層の技術者を雇用し、若い新入社員をつなぐことで上質なものづくりの技術と精神を育んでいます。わかりやすく言えば、アンパンマンに登場する「ジャムおじさん」のパン工房のように、暖かく、仲良く仕事をする環境です。
ここでは、頭の中で浮かんだ楽しいことを現実のものにすることができます。だから私たちは、「働く」という概念で仕事をしていません。社員全員が自身の「夢」に向かってものづくりの道を歩んでいます。ひとり一人が、限られた人生の時間の中で、職場で過ごす時間の大切さを感じながら、人生の目的や理念にむけた時間を使っています。
地域で働き、地域の資源で、地域を豊かに
そのため、ただ漫然と働くのではなく、世界から賞賛を得ることのできる製品やデザインがこの地域と繋がっている、という自覚と認識をもってもらうことを大切にしています。そして、ローカルでの仕事や明るく豊かな生活環境を、私たちが率先して体現することを目指しています。
また、少子化による労働力不足に対応するため、高付加価値を生み出す人材の育成も求められています。日本は世界のなかで「ものづくり」での優位性を高く持っています。その優位性を最大限に発揮した集団をつくりあげることで、地域の継続した豊かさを生み出したいと思っています。
社員は互いを高めあうパートナー
たとえば、私たちの会社では週に一回朝礼をしますが、そこでは、新入社員は自分の大切な彼女との出来事などを自主的に発表しています。業務を報告するのではなく、生活そのものの報告を聞いて、社員全員が同僚を家族として認識しています。
これらを通じて、自身の真価を掘り下げ、自身の本領を発揮して、自分を愛し、その影響を同僚や家族、お客様にも伝えてほしいのです。また、定年者の雇用も技術の継承のためにも積極的にお願いしています。私たちは20代30代40代の技術者です。60代のキャリアはいません。だから、20代と60代を結びつけるプロセスで技術承継を工夫しています。
事業所名 | 合同会社Design Office Sukimono |
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創業年 | 2012年 |
従業員数 | 9人 ※2017年3月時点の情報です |
連絡先 | 〒695-0011 島根県江津市江津町1099-15 TEL 0855-52-1182 FAX 0855-52-7182 |
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