当時、卒業したら広島などの都会に出てみたいという気持ちがありました。ところが、なぜか先生から「やめておけ!」といわれ、結局、地元で働くことにしました。そんなある日、高校に行くと井上組の求人票が出ていて、よく見ると給料が良かったんです。もともと、剣道部に所属していたため、「体を動かす仕事がいいな」と思ったのが、応募したきっかけです。
現在の仕事は、土木部でダンプの運転や機械・重機のオペレーターを担当しています。また、土木施工管理技士の資格(1級)を取得しているので、施工管理も行っています。どれも会社が用意している、資格取得のための補助制度を活用して取得しました。
職人誕生!
入社した頃は先輩についていき、現場で指示をもらいながら、いろいろな作業を経験させてもらいました。重機操作も練習と現場作業を繰り返し経験することで上達しました。最初の頃は、切りすぎ、掘りすぎなど、よく失敗しました。でも、技術の向上は、普段の仕事を積み重ねることでしかできません。
そしてある日、先輩から「ここを任せるぞ」と言われた時は、うれしかった。もちろん不安はあったけど、いつでも相談できる先輩がいたので、そこは安心できましたね。
あなたの得意な分野の仕事がある
この仕事に向き不向きはないと思います。現場作業は多岐にわたるので、その人の得意な分野に応じて誰にも仕事がある。
例えば、大雑把であっても手早く仕事ができるなら、ザ―ッとできる作業を担当して、仕上げ作業は、細かい作業が好きな人に担当してもらうとかね。
つまり、自分は何ができるか、何が得意か、どんな仕事が好きなのかなどを知っておくことが大事。そうすれば、必ずぴったりな現場で働けます。とにかく楽しい仕事だし、晴れの日に外で働く解放感は気持ちいいよ!
※2018年6月時点の情報です