播磨屋林業株式会社(大型トラックの運転担当)

都会にあこがれていたし、クルマが好きなこともあって、川本高校(現在は島根中央高校)を卒業すると大阪に出てガソリンスタンドに就職しました。でも、半年で仕事を辞めてしまった。都会を経験することで、やっぱり田舎が好きだと、本当の自分に気付かされたんですね。

帰郷して、最初は土木系の仕事についていたんですが、25歳で結婚して婿に入ったため、桜江町に引っ越すことになった。そこで、桜江町で仕事を探していたら、播磨屋林業の求人情報に巡り合ったんです。

播磨屋林業株式会社

林業はものづくりの土台というプライド

働き始めたときは、それまでの土木と違って形が残らない仕事に手ごたえを感じることができず、2か月くらいで辞めようかと思っていました。そんなとき、社長から見透かされたように、「仕事に慣れたら体が楽になるから」と言われた。

確かに、仕事を続けていると体も気持ちも楽になり、その分、仲間とのコミュニケーションもとれるようになりました。仕事をしていくうちに、結局この仕事は土木と同じように、ものづくりの土台になっているのだと思うようになって、プライドややりがいが持てるようになったんです。

入社して2~3年は大型トラックが専門でした。途中からグラップル付のトラックで運搬をメインにするようになり、一昨年からは伐採、集積、玉切りなども担当するようになった。会社は何でもこなせるオールラウンダーを育てようとしているので、いろいろと経験することができて、面白いですよ。いまは、運搬よりも伐採のほうが充実感があって楽しいですね。思ったとおりの方向に木が倒れるとすごく気持ちいい。とくにでかい木が轟音を立てて倒れるさまは最高です。

播磨屋林業株式会社

最新機材の導入と伸びしろのある林業

自分にとって社長みたいな人はなかなかいないと思う。若い人の面倒も見てくれるし、自分たちの働きぶりをよく見ていて、評価もしっかりしてくれる。仕事終わりに社長と話をしたりすることもよくあります。

昔と比べると良い山が減ってきているし、単価も安くなっている。会社をでかくしようとすれば、自分たちが成長をしなければいけない。自動で木を切るハーベストやドローンなど最新の機材も導入している。こうして時代にあわせて変化をしている会社で、それを現場の人間にも分かるようにしてくれている。

だから社長は、がんばった人間こそがいい状態になれるようにと言う。がんばったらその分給料もよくなるし、自分の成長と会社の成長がちゃんとリンクする。そんなやりがいがある仕事なんです。

50代も60代もバリバリ仕事をしているので、林業はまだまだ伸びしろがある。
しかも、雰囲気がみな明るいし、よく笑う。

※2017年3月時点の情報です

播磨屋林業株式会社(重機担当)

2017年4月5日

播磨屋林業株式会社

2017年4月5日