父親の会社を継ぐためというわけではないけれど、単純に地元がいいなぁと思っていました。大学で学んだことを、不動産業の仕事に活かせていると思っています。現在は、現場監督などを含めて、営業的な仕事全般をやっています。
建築が好きだから、壁にぶち当たっても前に行く
入社して今年で2年目を迎えますが、この仕事はとても楽しいです。
一つひとつの現場で「知ること、学ぶこと」がたくさんあり、それが自分の経験や知識となっていくのが、とても楽しいです。辛かったことは、知識のなさを痛感させられた時です。でも、この仕事は「建築が好き」という人にはとても向いています。
「難しいことに取り組むこと」と、イメージを図面に書き起こし、現場に落とし込む時の大変さは、面白いです。
仕事でぶち当たる壁は凄く多いのですが、それが自信につながっていると感じます。助けてくれる上司もいますが、その上司も別の現場を持っていて、いつも一緒にという訳にいきません、自分一人に任せられた時のプレッシャーは結構ありますね。
暮らしという一生に関われる会社へ
自分たちのような小さな会社は、施主さんの気持ちに寄り添えることが強みだと思います。この会社には自社大工がいるので、「一生のおつきあい」ができることが自慢だと思っています。
一生のお付き合いとは、次世代を含めた意味です。家が古くなれば当然リフォームやメンテナンスが必要になると思いますし、そうした長い期間をかけた暮らしという一生に関わりたいと思っています。また現場で働く年配の職人さんは、自分に絶対的な自信をもっていて、私レベルでは言いくるめられたりしますけれど、それはそれで、なんだかとても面白いです。立場は違っても考えているところは、良いものを作るという点で同じですからね。
この仕事としては、ガッツのある人が向いていると思います。私自身はいま、後継として会社の経営のことも意識はしていますが、まずは、目の前の仕事に一生懸命取り組んでいます。
※2017年3月時点の情報です