4年間、家具製造の会社で家具の仕上げ部分を担当していました。もともと地元に帰ってくる気があったので、仕事に一区切りがついたことと、人混みの都会よりも知り合いがいる田舎の方がいいと思って帰郷しました。
帰ってすぐにハローワークで、ここ播磨屋林業の求人を発見。会社のことは以前から知っていたし、木材は前職の家具製造の現場でも扱っていたので、林業もいいかなと思い決めました。木のにおいが好きなんです。
当初は不慣れなせいか、しんどくてやめたいと思ったときもありました。でも、大型免許や重機の免許をとらせてもらったり、いろいろと仕事の幅が広がるうちに、自分が何の仕事をしているのかが分かるようになってくると、今度は仕事が楽しくなってくるんです。
コミュニケーションと仕事の幅をたっぷり経験
最初はチェーンソーで木を切る免許をとらせてもらって、その次は重機の業務がメインに。さらにその後は、リサイクルセンターで破砕を経験するなど、いろいろな現場を経験させてもらって、いまは伐採の現場に立たせてもらっています。
好きなのは重機の運転です。重機を扱うのは楽しいですし、作業効率を考えて工夫できることが面白い。いまやっている伐採で、木を思うように倒せないときは、難しさを実感しますね。
この会社のいいところは、他社よりも行事が多いこと。たとえば、海の日はみんなで川や海に分かれて釣り大会をして、最後に釣った魚を持ち寄ってバーベキューをしたり。みんな楽しんでやっています。仕事でも遊びでも、お互いに意見が言いやすい環境なので、コミュニケーションがとれるし、自分の言いたいことが言える社風はいいですね。
ここまで社員を大切にする社長ちょっといない。だから
この会社に勤めて感じたのは、いい意味で、こんな社長がいる会社はないと思う。社員のことを本当によく見ていてくれる。いまの社長でなかったら、辞めていたと思うほどです。
だから、ここの仕事は、歳をとっても続けていきたいですね。若い者には負けたくないし、若手を育て指導していく立場としてもやっていきたい。見るとやるとは大違い、やってみなければわからない林業の魅力や可能性、そして楽しみを、理論的な指導で分かりやすく教えていきたいと考えています。
※2017年3月時点の情報です