森の財産を活かして製紙用・発電用等チップを製造
東日本大震災を受けて、全国の発電バランスが火力発電に傾きました。そのため多くの資金が原油輸入に注がれ、私たちの暮らしにも少なからず影響が出ました。
しかし、日本は世界でも有数の森林王国です。注目されたのは、森という財産でした。私たちの基本業務は、山林に分け入って山林の伐採、それを集めて里までおろす集積、工場まで運ぶ運搬・輸送、そして製紙用チップの製造、木質バイオマス発電用チップの製造と販売、太陽光発電なども行っています。
「自利利他」を理念に協調性で助け合う仕事
兵庫県より桜江町に移住し、炭焼きを始めたのが事業のはじまりでした。その後、素材生産、チップ製造、産業廃棄物処理と、業務を拡張しています。
山林での作業は、互いに協調性がないと務まりません。同時に地域の財産でもある山林を活用させていただくため、地域の利益も考慮する必要があります。そこで、比叡山を開いた最澄伝教大師の言葉と言われている「自利利他」を理念として掲げ、他者の利益を実践すれば、いつかは巡り巡って自分の利益になるという考えを大切にしています。
それは、「傍(はた)を楽(らく)にする」という「働く」に通じます。例えば、伐倒する者は、集材が楽になるような方向に伐倒する。集材する者は、伐倒が楽になるように補助をする。さらに、集材する者は、造材が楽になるように補助をする。造材する者は、集材が楽になるように補助をするなど、互いに助け合う気配りに通じます。この協調性こそが、安全で効率の良い作業に直結すると考えています。
スペシャリストよりもマルチプレーヤーになろう
互いに助け合う協調性が大事な仕事です。自分よりまず他人のこと思いやる人であってほしい。それが「ゼロ災の実現と高効率作業」へとつながります。
社内では、安全衛生委員会、能力向上委員会、作業効率向上委員会、親睦委員会の4委員会を設置し、みんなで毎月1回、それぞれの課題に取り組んでいます。
特に親睦委員会では社員旅行や魚釣り大会など新人(若手)の意見が言いやすい場としても活用。また、地域との親睦も図るため、地域イベントにも積極的に参加しています。
仕事を通じて「人と社会の幸せ」をめざそう
森の木が成長するには長い時間が必要です。人もまた、長い時間をかけて成長します。その間に育まれた歴史、伝統、文化を、私たちは次の世代に継承する責任があります。
地域に密着し、その財産を活かし、みんなで力を合わせて楽しく仕事ができる会社を目指すことで、社員それぞれの家族も幸せになってほしい。そのために必要な資格や免許は就職してから取得できます。県外の方には一戸建ての単身者用の寮を完備するなど、可能な限りの福利厚生も充実させています。
事業所名 | 播磨屋林業株式会社 |
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創業年 | 1953年 |
従業員数 | 33人 ※2017年3月時点の情報です |
連絡先 | 【本社】 〒695-0003 島根県江津市松川町下河戸180番地2 TEL 0855-52-7600 FAX 0855-52-7230 |
【桜江事務所/パルプチップ工場】 〒699-4221 島根県江津市桜江町市山518番地5 TEL 0855-92-1125 FAX 0855-92-0067 |
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【八戸リサイクルセンター】 〒699-4432 島根県江津市桜江町八戸185番地1 |
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【かくしソーラーパーク】 〒695-0016 島根県江津市嘉久志町2138番地1 |
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