そんな折、縁あって浜田市出身の女性と結婚しました。生まれた子どもが3歳のとき、病気で入院をすることに。夫婦二人はお互い働いていたので、浜田から尼崎までわざわざ妻の両親に来ていただいて子どもの面倒を見てもらってたんです。そんな状態だったので、熊本か浜田に帰ろうかと思いはじめた頃、妻の親戚から鳥居運送を紹介していただきました。やっと熊本県から東京、大阪、兵庫を経て、島根県江津市という安住の地にたどり着いたというわけです。
現在の仕事は、日本製紙ケミカル株式会社江津事業所で製造されたパルプやセルロースなどの商品を倉庫に収めたり、出荷したりする業務に就いています。
作業にも美と達成感を求めて学び続ける
仕事は、フォークリフトで製品を倉庫に収める、出荷をするという運搬と整理の繰り返しですが、この収めるときにきっちりと並ぶと気持ちがいいんですよ。あとは、運び出すことで確実に減っていくとき、達成感を感じます。こういった目に見える達成感は好きですね。
また、大型車両の運転や目的によって異なるフォークリフトなど、いろいろな乗り物を扱えるのはうれしいです。現場にはさまざまな会社のトラックが来られるんですけど、「ここのは(トラックに)積むのが楽でいいわ」と言ってもらえる時はうれしいです。
今後も、もっと美しく、効率よく整理できるよう、先輩の技を盗んでいきたいです。やり方は最初教わるけど、あとは自分でやりながら、人のやり方を見て、気づくことと吸収することが大事だと思う。また、本社が大阪にあり物流も全国なので、一流企業としての誇りを持っています。
元気とヤル気とプライドを持って
仕事でつらいときは、せっかく製品を倉庫に入れた後に、「やっぱり出して」と言われるなど、予期せぬ出来事が起こって予定通りに事が運ばないときですね。それが重たい荷物だったりすると特に残念な気持ちになる。そんなときは、なんとか気持ちをポジティブに切り替えて、その作業を楽しむことで乗り越えます。予期せぬ出来事にも、それなりに大切な理由があるわけですから。
もう一つは、笑い話ですが、わたしは関西から来たので、つい「のりツッコミ」をしてしまうんですよ。ところが島根県の人はおとなしくてあんまり乗ってくれない。雰囲気を合わせていくのが辛かった。でも今では、上の人や下の人をいい意味で「いじって」楽しくコミュニケーションをとっていますよ。
この仕事に向いている人は、元気とやる気、体力がある人。自分の仕事にプライドが持てる人。有休も使えるので、これから入社する人は、「笑顔できてね!」。
※2018年3月時点の情報です