日本光研島根株式会社（製造）

浜田商業に在学中は、高校を卒業したら就職と考えていましたが、「やりたい」と思うことがなくて漠然と求人票を見ていました。

ある日、日本光研島根で働いているバスケットボール部の2つ上の先輩が社長と学校に来られ、担任の先生からの誘いもあって面談を受けることになりました。その時は、まったく製造業に興味はなかったのですが、会社の雰囲気や考え方、給与の良さ、休みの多さなど条件の良さに魅力を感じて、職場見学に伺いました。

それまでは、「工場＝汚い・きつそう」というイメージを持っていましたが、新しくてキレイな工場にびっくり。また、緊張している私が挨拶するより先に皆さんから明るく挨拶をいただいて、とても気が楽になりました。「すごく明るい会社でいいな！」と思ったのが就職を決めたきっかけです。

目標の色にぴたりと止めた時の気持ちよさ

最初の配属は化学反応で色を作る「反応」の部門です。化学反応を調整しながら指定の「止め色」で止めるのですが、最初の頃は微妙な色の違いがわからず、先輩のフォローがないと不安でした。半年もするとだんだんと色の違いがわかるようになり、自分の技術で目標の色に「ビタ止め」できたときは快感でした。自分の色評価だけでなく、検査部門の方が見た色評価があるのですが、その評価結果がぴったりあっていると達成感を感じます。

反応は原料によっても異なるし、同じものでも日によって変化が違うので100％の達成率は難しいですが、毎回ぴたりと目標の色に止められるように日々技術を磨き、挑戦しています。

私達は1班6人の体制でチームを組んで製品ができるまでの各工程を担当します。現在は、反応だけでなく脱水やふるいの工程も担当しています。自分が持っていた工場のイメージは一人で黙々と作業をするイメージでしたが、チーム内でコミュニケーションがあって、とても楽しく自分に向いているなと思っています。

仕事もプライベートもしっかり楽しむ

入社するまでパール顔料のことは知らなかったのですが、自分たちがつくっているパール顔料は車や化粧品など身近なものに使われていて、「ものづくり」が実感できます。国内だけでなく、世界で通用する高品質な製品を自分の目や手で生み出せることに誇りを持っています。

今は役職がついていませんが、まわりを見る力、1日の作業のマネジメント力を身に着けて、まずはサブリーダーを目指していきます。個人の力もチームの力も伸ばしていくことでより良い製品づくりに挑戦します。