有限会社島根急送(運転手)

本当は江津工業高校を卒業後、県外に出たい気持ちもあったんですが、兄が先に外に出ていたため、地元の建設関係の会社に就職しました。長く続いた好きな仕事でしたが、やがて公共工事が不景気になって、人やお金もカットされ大変な頃でした。気持ちも落ち込んで転職を考えた時、今の会社にいた知人の先輩から声をかけられて入社することができました。

仕事は定期便と区域便の2種類があります。定期便は、決められたお客様の仕事を受け、決められたルートを行き来して荷物を運びます。例えば、江津の工場と広島との間を運搬するとか。一方、区域便はさまざまなお客様の荷物を受け、いろいろなところに荷物を運びます。それぞれ仕事の内容は異なりますが、どちらも魅力的です。

困ったとき救われた仕事。その魅力は格別

運転自体が楽しいですし、純粋にドライブが好きです。もちろん色々なところに行けるので、運転が好きでないと向かないと思います。ドライブ好きにはたまらないですね。また、仕事によってやりがいが違うのも魅力です。定期便の場合は、規則正しく、無事故でお客様に荷物を届ける使命感がありますし、区域便は、色々なところに行ける楽しさがあります。

いまは長距離運転が昔と比べてはるかに楽になっています。道路事情が良くなって、移動時間も短縮されています。ナビなどで行先もわかりやすくなりました。さらに安全制御や運転支援がついている車両も出てきて、運転環境も各段に楽になっています。また、連続運転等の法的な制限が厳しくなって「休むこと」が徹底されているのも助かります。

工夫を重ねて、物流業界の発展に寄与したい

最近は運転環境もどんどんよくなってきています。効率化が進んで、あらかじめ荷物をまとめたパレットをフォークリフトで運ぶことが多くなりました。

この仕事には、「頭の回転」が重要ですね。荷物の積み込みはゲームのテトリスみたいなもの。車の部品などは色々なパーツがあって、日によって数も形も違います。いかに早く丁寧に、しかも無駄なく積み込むかはドライバーの腕次第ですから。

もうひとつ、「人付き合い」も大事です。きちんとした運転手、会社でないと仕事がとれない時代になりました。コンプライアンスなど企業の意識も年々高くなって、現場の方々との意識共有など人付き合いはとても重要になっています。

人手不足など業界の環境は厳しい状態にありますが、日本の産業は物流があってこそ保たれていると自負しています。地方と地方を結ぶ物流が活発であることが、日本の豊かさにつながるので、これからも物流業界の発展に寄与したいですね。それだけの価値ある仕事ですから。

※ 2019年3月時点の情報です

有限会社島根急送

有限会社島根急送

2019年3月28日

有限会社島根急送(運転手)

2019年3月28日