もともと、トラックの運転手じゃなかったんです。出身地の益田市の高校を卒業後、市外に出て自動車部品工場に就職したんですが、結婚を機に地元に帰りまして、仏具関係の会社に入社。そこで担当したのは、墓石の工事でした。
20年間働いて中間管理職にもなれたんですが、さすがに土木工事は体がついていかなくなった。再び転職を考えていたそんなとき、島根急送のトラックが目に入ったんです。純正のトラックで、清潔で綺麗でした。
中学生の頃、父親の友人がトラック運転手で、夏休みにトラックに乗せてもらって、関西をはじめいろいろなところに行ったことを思い出しました。いつかはトラックの運転手になりたいという思いと、島根急送のトラックが、目の前で出会ったんです。それが入社のきっかけでした。そしていま、憧れの運転手として、ハンドルを握っています。
仕事と生活を楽しめる自由度がうれしい
仕事は、定期便と区域便の2種類があって、定期便は同じお客様に同じルートで運搬するため、時間がキッチリしているので、毎日同じ時間に家に帰ることができます。しかも給料も安定しているのが魅力ですね。一方、区域便の方は、違う街に行ける楽しさがあります。私はドライブが好きだから、いろいろなところに行ける区域便の方が好きですね。
とにかく、大きいトラックがカッコいいです。会社のトラックは改造ではなく、純正を綺麗に使う王道タイプです。これで全国各地を走ることができるんです。憧れだった仕事をカッコよく誇りをもってできるし、お客様にも喜ばれることは嬉しいかぎりです。また、道中で日本のいろいろなところを見ることができて、面白いですよ。トラックの運転が好きな人にはぜひおすすめです。ドライブ好きにはたまらないですよ。
好きな仕事を丁寧に、アットホームに
憧れていた好きな仕事だから、運転することがつらいと思いません。運転環境も日々よくなってきていますから。でも、さすがにトラックへの荷物の積み下ろし作業は、ちょっと頑張らなければなりませんけど。たまに、「手積み」の場合があって、さすがにそのときはきついですね。夏の炎天下で20kgくらいの袋を500袋積み下ろすとか・・。そんなときは、気力・体力・根気で乗り切ります。
この仕事に向いている人は、「注意深い人」ですね。運転中の安全性に対して意識が高くないとお客様に迷惑がかかります。同時に、意外と思われるかもしれませんが、ある程度「焦らない人」がいいですね。事故をするときのきっかけは、焦っている時の方が多いので、納期は守りつつ心に余裕を持てる人がいいと思います。
最近、若い社員も入ってきましたが、いまの運転手は昔と比べてかなり楽になってきています。ぜひこの業界に興味を持ってほしいですね。社長を筆頭に、アットホームな家族感覚があって、現場を明るく盛り上げてくれています。しかも、社長は世襲制ではないので、誰でも頑張ればチャンスがあります。みんなで会社を成長させようという風土がありますね。
※2019年3月時点の情報です