江津市の出身で江津工業高校の機械・ロボット科に進学し、卒業後に誠和商会に就職しました。小さな頃から遊びで都会に行きましたが、楽しいけど、住むところではないなと思っていたので、就職は地元でと決めていました。地元企業を数社担任の先生から勧められ、「この会社の雰囲気は凄くいいよ」という話を聞いて誠和商会に決めました。
入社後は、半年間レーザー加工の現場に入り、それから現在の担当である「穴あけ」に所属しています。鉄板にドリルを使ってお客様の仕様に応じた穴をあけていくのですが、その配置、数、大きさは様々です。これを正確に、速く、丁寧に何枚も加工していきます。
ドリルによる穴あけは、レーザーによる穴あけに比べて品質の高い製品に仕上がります。穴の断面を凸凹やサビのないツルツルに美しく仕上げるためには、適切なタイミングでドリルの先端部を削り、磨くメンテナンスを行うことが重要です。この丁寧さを保ちつつ、加工全体のスピードアップを目指して技術を磨いています。

自分で引いた限界を超える
入社当初は、やり方を教わっても慣れていないので、何をするかがわからなくなり、無駄な動きが多くて疲れていましたね。素材が鉄なので重たいですからちょっとの無駄でも大きいんです。その分、筋力はつくので、皆スタイルがいいですよ。半年くらいたつと動きもよくなってきて、順調に製品が出来上がるのが楽しくなりました。特に大きな穴あけは、小さな穴から少しずつドリルを変えて時間をかけて大きくするので、非常に時間がかりますが、美しくツルっと仕上がると気持ちいいです。
日々、お客様の様々なオーダーに対応しながら、「この時間ならおそらくここまでの生産量が限界だろう」と区切りを考えて段取りしますが、それ以上の成果を上げられた時に自分の上達を感じます。仕事では段取りが本当に大事で、作業が速い先輩は1日の出来高が20~30%くらい差が出るときもあります。技術は本当に奥が深いですね。先輩の動きの何が自分と違うのか、教わるだけでなく、「見て盗む」を実践して自分の動き、段取りに磨きをかけています。まだまだその背中は遠くにあるんですけど・・。もっと成長したいですね。

自分も工場も改善できる

高校の担任の先生から「会社の雰囲気が凄くいいよ」と聞きましたが、本当にその通りで若手の話もしっかりきいてもらえます。
業務上の改善提案も毎週水曜日の全工場ミーティングで提案できる場があって、担当週の時は全員が提案することができます。社員の改善提案に対する対応が速いので、本当にフットワークが軽い会社だと思います。
まだ働き始めて2年ですが、もっと自分の技術の改善と職場の改善に取り組んで作業効率を上げ、加工量を増やしたいと思っています。
仕事のオンと休日のオフでメリハリのある暮らし
趣味はドライブとフットサルです。フットサルは毎週水曜日の夜に仕事終わりに通っています。ドライブは、広島で働いている友達を迎えにいって、大阪で遊ぶなど遠出をして楽しんでいます。休みはしっかりあるのでオンとオフのメリハリがありますよ。
※2023年5月時点の情報です