そんなわたしに、母親から「実家に帰ってきたら」といわれ、帰郷することに。帰郷後はサービス業、リネンサプライの工場、調剤薬局の事務など、さまざまな仕事を経験しました。そこで気づいたことは、「わたしは体を動かすことが好きだ」ということでした。
さっそく自分を活かせる仕事を探しに、改めてハローワークに行くことにしました。そこで出会ったのが「中央弁当」の配達の求人でした。お昼ご飯を待っている人たちに、できたてのお弁当を届ける仕事です。職場に行ってみると女性もたくさん働いていて、とってもフレンドリー。いろいろな仕事をしたけど、自分に合った仕事は、こんなに近くにあった。そんな喜びを感じました。
期待して、待っている人に、毎日走る
現在の仕事は、大手工場から一般家庭まで江津本町付近を中心に配達担当をしています。
出社後すぐに、お弁当を積み込む作業と同時に、予約受付の電話番もしながら、準備でき次第配達に向かいます。お昼12時までに、担当エリアのお客様すべてにお弁当を配達して帰社。休憩をはさんで昼からは、加工場の手伝いに入るか、空き箱の回収に回ります。
この仕事は、お昼ごはんの時間に必ず間に合わせなければならないので、時間管理と配送ルートが大事。はじめた頃は、配達が遅れてお客様に怒られたこともありますが、根っからの楽天家なので気分転換しながら、配送ルートを地図に書き込むなど、同じ失敗を繰り返さないよう考えます。
また、配達時や空き箱回収時に「今日の弁当の○◯がおいしかったよ!」と声をかけてもらえた時、やりがいを感じます。特に、お弁当の感想は、社内の製造スタッフにも伝えると、皆さん喜んでくれるので、わたし自身もうれしくなります。
明るく積極的に、大きな声で、お客様に元気を
この仕事は、お弁当を通じてお客様に元気をお届けすることと思っています。だから、積極的で明るい性格の人に向いていますね。お客様個人のお宅にもお届けするので、不審者と思われないように、あるいは、耳が聞こえづらいお客様もいらっしゃるので、恥ずかしがらずに大きな声で元気にお届けするよう努めています。
これからの抱負は、とにかく明るく、お弁当だけでなく接客でもお客様に元気を与えたい!
通常、仕事は15時半くらいに終了しますから、結婚して二人の子どもがいる身にとって、家庭モードに切り替えられるのもうれしいですね。自宅では自分や子どものためにアクセサリーをつくったり、最近では、家庭菜園を楽しんだりして、わたし自身も仕事を通じて元気をいただいています。
※2017年3月時点の情報です