株式会社ダサイ(瓦メンテナンスグループ)

私は江津市都野津町出身で、江津高校を経て、岡山県の美作大学に進学しました。

岡山に行って気づいたことは、「日本海が恋しい。地元に帰りたい」という思いでした。学生時代から続けていた石見神楽もやりたくて、地元に帰りたい気持ちが強かったですね。

そのため、大学を卒業後、地元の観光施設に入社しました。でも半年で退職。世界を相手にするレベルの高い仕事やプレッシャーに負けそうになったことと、事務職より、ものづくりの方が好きだということに気づかされたんです。

退職後、一生続けたいものづくりの仕事とは何かを考えていたとき、あるテレビ番組で、兄が働いている会社が取り上げられ、そこで働く人の職人魂のすばらしさに気づかされました。

さっそくハローワークでものづくりの会社を探したところ、いまの会社を見つけました。入社のきっかけは、会社のホームページにあった「ミスは誰もがする。新しいことに挑戦するからミスが起こるのは当たり前」という、社長の挑戦する気持ちに共感したからです。今まで探していた場所がやっと見つかった瞬間でした。

株式会社ダサイ

経験が浅いからこそ、日々成長している自分が新鮮

いま担当している仕事は、瓦金型の修理です。摩耗した型のハリを作り替えする仕事です。

まだ経験が浅いですが、仕事は毎日が楽しいです。もともと専門用語も知らないし、型でどうやって瓦ができるかすら知らなかった私ですが、だからこそ知らない世界が新鮮なんです。昨日できなかったことが、今日できるようになる。それを形にできることが楽しいんです。

瓦という地元に関係している仕事であること。地元が好きで、中学校時代、学校の帰り道に高台から瓦屋根の風景をいつも見ていたし、窯業会社も身近なまちの中にあったから。

株式会社ダサイ

仕事は神楽の醍醐味に似て
いろいろな型があって面白い

いつか自分で発想してそれを形にできる職人になりたいですね。いまは、自分なりの形を先輩の指導をもらいながら、先輩の技を見ながら模索中です。指導してくださる先輩の背中は、めちゃくちゃ遠い。まだまだ自分の技術は足りないことを実感します。

仕事でつらいことなんかありません。技術的に思い通りにできないときは歯がゆいですけど、仕事は同じように見えて、実は、一つひとつが細かく違う。神楽の醍醐味と、共通しているんです。いろいろな型があって、そこが楽しい。

この会社の自慢できるところは、会社や会社の先輩が尊敬できること。仕事にメリハリがあること。社内、グループも和気あいあいとしていること。社員の年齢はバラバラだけど、壁もなく、みんな親切でやさしいんです。

ここは、仕事で疑問を感じたことに、一生懸命応えてくれる会社です。
忙しい自分の手を止めてでも相談に乗ってくださる先輩がいる会社です。

将来はこの会社の中心に立って、任せられる人になりたいですね。

※2017年3月時点の情報です

株式会社ダサイ

2017年3月28日