若女食品株式会社(開発部)

浜田水産高校の食品流通科を卒業する際、進路指導の先生に勧められて、若女食品に就職しました。高校で勉強したことが活かせることはもちろんですが、趣味が神楽で、宇野保存会に所属していたため、家から近く神楽も続けられる環境だったことが決め手でした。

県外に出るという選択肢は、はじめからありませんでした。

仕事は新商品の開発で、入社一年目に加工現場で実習を行い、それから開発一本です。

若女食品では、レシピの99.9%は自社開発です。他社と競合しない自社製品率が高いので、開発部は、社内では花形の部署といってよいでしょう。

ですから、商品開発は、バイヤーさんからの依頼より、基本的には自分で開発する方が多いです。開発部に配属された当初は1日に1案程度でしたが、いまは1日に4案は試作品を提案しています。そしてそれを毎日続けています。

実は、毎日4案考えるのは結構大変で、3年目くらいからきつくなります。アイデアも大事ですが、他社との差別化も考えなければならない。とにかく毎日ひねり出す日々です。

若女食品株式会社

豊かな発想力のあるユニークな人を募集中

会社から何を作れという事ではないので、基本的には仕事はやりやすいです。開発のヒントは営業担当との打ち合わせで出てくる、消費者のニーズや社会の流行などです。それらをベースに試作品をつくっています。

売れる商品になるには、「売れているシーンが想像できるもの」であるかどうか。こんな人がこう食べるだろうといった具体的に想像できるものでないと、試作品は社内テストに通りません。

こうやって考えた試作品ですが、現実は100案考えて1~2案が商品化するくらい厳しい。だから、一発OKが出た時はたまらないです。そしてそれが店頭に並んだとき、やりがいを感じますね。

例えば、3~4年前に開発した「お魚ナゲット」は、魚肉と鶏肉、しょうが、香辛料でつくったもの。今も東京で販売されています。

商品開発という仕事は、勢いだけでいずれ壁につき当たります。それをのり越えるためには、ユニークな発想ができる人であると同時に、知識と経験を地道に重ねていくがまん強さと基礎力が必要になってきます。すぐに答えを求めるような、気の短い人は難しいと思います。

若女食品株式会社

夢は毎年ヒット商品を連発中の人になること

今後の目標は、もちろん毎年ヒット商品を連発することです。

実際、ある程度経験を積むと、つくっているうちに「これはヒットしそう」とわかってきますが、大ヒットやホームラン級となると、そうはいかない。まずはヒットを狙う。ホームランはその延長線上、その積み重ねの先にあるのだと思ってがんばっています。

開発部では、やる気と経験が大事です。そして、積極的なコミュニケーションとチームワークです。そうすれば、ひらめかないとき、アイデアに困ったとき、誰かがヒントを教えてくれます。相談にのってくれます。そして、仲間になってくれます。

※2017年3月時点の情報です

若女食品株式会社

2017年4月7日

若女食品株式会社(製造部)

2017年4月7日