【特集】新時代に対応する生き残りの武器を持て!~ポリテクカレッジ島根

特集ポリテクカレッジ島根
ポリテクカレッジ島根特集記事
ポリテクカレッジ島根とは何か?大学なのか、専門学校なのか、工科系の短大なのか。その素顔には、意外な秘密が隠されている。これからの時代、ただ知識だけを学んで生き残れるのか、とりあえずの仕事で生き残れるのか、武器を持たずに荒野に立てるのか。

ポリテクカレッジ島根は、厚生労働省が所管し、高度なものづくり人材を育成するため全国で展開する25校のうち、山陰地方で唯一、江津市にある学校だ。君は遠くを見る必要はない。君の足もとに、ものづくりで人をつくり、企業を勇気づけ、地域に活力を起こす学校がある。
こんな学校、見たことない!

第4次産業革命の渦中にある君たちへ
君はいま、誰も見たことがない、経験したこともない、歴史的大転換期に立っている。

ビッグデータを解析し、AIが判断し、ネットワークを通じて様々な機械が連動して、ものづくりや物流やサービスや情報発信を行う。親世代も知らない、これまで想像したこともない、革命的な時代が動き始めている。君はその目撃者であり、新しい時代を動かす体現者となる。

世界は「新モノづくり体制」の構築を目指している。すでに、これまでの方程式は通用しない。そこでは、新しい発想と行動が求められる。

島根職業能力開発短期大学校『ポリテクカレッジ島根』は、そんな新しい時代の「ものづくり」に挑戦する君のための学校である。座学はもちろん、実験や実習を通して適応する能力、応用する技術、ものを作り上げる技能を習得し、「社会で生き抜く力」を全力で支援している。

ポリテクカレッジ島根校長紀高志
校長/紀 高志
■第4 次産業革命とは
18世紀末以降、蒸気機関による機械化で始まった「第1 次産業革命」。20世紀初頭の電力による大量生産を可能にした「第2次産業革命」。1970年代初頭からの電子工学や情報技術を用いたオートメーション化をベースとした「第3次産業革命」。これらを受けていま進行しているのが、人工知能であるAIやインターネットによる情報革命こそ、「第4次産業革命」である。
コモディからスペシャリティへ
人口減少社会にあって、AIによる第4次産業革命は、私たちの働き方やライフスタイルに大きな変革を迫る。つまり、君でなくても構わない、誰でもできる仕事はAIが取って代わる。コモディティ化(一般化、画一化、標準化など)した仕事は、人間の手からAIに奪われる。すでにスーパーマーケットのレジがセルフ化し始めている。ガソリンスタンドもセルフ化が始まって久しい。ものづくりの生産ラインではロボットがすでに活躍している。2020年、東京オリンピック開催年には自動走行するタクシーが登場すると言われている。

職を失った人間は、何をすればいいのだろう。

これからは、自らの意思で考え、自らが判断し、生産性の高いアイデアを創り出すことができるスペシャリティが重要となる。人間はロボットではないことを証明する、おもしろい時代が始まる。

ポリテクカレッジ島根では、「楽しみながら学ぶ」ことを基本としている。自分から学ぶ自主性を重んじ、主体的に考える力を身に付けさせることをモットーとしている。理論だけでなく、自分で作った完成品を成果物として見ることは、実におもしろいものである。ゴールを目指さない学習や体験には感動がなく、おもしろみもないからだ。

おもしろいからこそ、失敗を恐れない、粘り強くチャレンジできる人材となれる。強い志を持つからこそ、「この分野では誰にも負けない」と誇れる人材になれる。そして、AIが手を出せないクリエイティブな能力や技能を持つスペシャリティな人材となって、AIそのものを設計し、動かす側に回れる。未来を生きる君は、なりたい自分を意識し、実践的な生き残りのための武器をここで磨き、手にしてほしいと考える。

「ものづくりが好き」という一念を貫き、目標というゴールを描いている君にこそ入校してほしい。そういう願いを込めて、ここでは、強い意志を確認する「推薦入試」を重視している。

江津市にある実践力を磨く道場
ポリテクカレッジ島根は、平成5年4月、「島根職業能力開発短期大学校」として、江津市に開校。平成13年4月には、「中国職業能力開発大学校附属島根職業能力開発短期大学校」に名称を変更。高校の学校長が推薦する指定校推薦入試と学校推薦入試、ものづくりに強い意志を持つ人の自己推薦入試、一般入試、さらに、事業主からの申し出による事業主推薦による入試が用意されている。

ポリテクカレッジは全国に25校あり、うち短大校が15校。ポリテクカレッジ島根は山陰地方にある唯一の学校である。カリキュラムの8割は全国統一のもので、残り2割が地域特性に応じたもの。江津市内唯一の高等教育機関として江津の教育を引っ張っていく使命も担い、地域に開かれた学校を目指している。

ポリテクカレッジ島根
ポリテクカレッジ島根校舎

 

講師陣は定期的に研修を受けており、全国のポリテクカレッジと同レベルの教育が受けられるようになっている。そのため、江津にいながら全国的な視点で取り組むことができ、修了後は短大卒並みの扱いが受けられ、4年制大学相当へ進学することも可能である。ここは、いわゆる職業訓練の場ではなく、自らの意思で未来を切り開き、自らの手で生き残る術を学ぶ、いわば実践の道場なのである。

入校した学生たちは、科学及び技術的な知識とともに「ものづくり」を行うための技能・技術を2年間で身に付け、実習・実験と座学を関連づけた授業を受けている。さらに、企業から求められているチームワーク能力、コミュニケーション能力、問題解決能力、プレゼンテーション能力なども身につけていく。こうして、総合力で勝負できるオールラウンダーとなって、社会に羽ばたいていくことになのである。

ポリテクカレッジ島根の生徒
 

グローバル化の進展により、資源の乏しい我が国が世界の中で生き延びていくためには、技術立国としての付加価値の高い製品を企画開発・製造し、コスト競争にも負けない価格で市場に提供していかなければならない。併せて「環境」に配慮したものづくり、或いは「感性の価値」も意識しなければならない。このため企画開発部門と生産現場の両方を理解した「実践技術者」が極めて大きな役割を担うことになる。そのため、AIやロボットを含めた第4次産業革命を見すえ、時代のニーズに沿ったカリキュラムや資格取得のサポートも行っている。
君の能力をアップデートするプログラム
専門課程では、「自らものづくりに挑戦できる」技能と技術を活用できる「実践技術者」を目指して、「ものづくり」の基本となる機械システムを学ぶ「生産技術科」、IT化に対応した電子・情報通信技術を学ぶ「電子情報技術科」、住宅の設計や施工技術を学ぶ「住居環境科」を設置している。
専門課程修了後は、「応用課程(3年・4年)」が設置されている中国職業能力開発大学校等に進学する道も開かれている。

例えば、生産技術科および電子情報技術科を修了すると、中国職業能力開発大学校(岡山県倉敷市)の生産機械システム技術科、生産電子情報システム技術科への推薦入校試験を受験することができる。また住居環境科を修了すると、九州職業能力開発大学校(福岡県北九州市)または近畿職業能力開発大学校(大阪府岸和田市)の建築施工システム技術科への推薦入校試験を受験することができる。

生産技術科
生産技術科
電子情報技術科
電子情報技術科
住居環境科
住居環境科
就職率100%とは実力100%への実績である
就職というゴールに向かって実践教育を実施。就職率は過去7年連続100%を達成中!また、就職後の「定着率」もよく、受入れ企業からも好評を得ている。

その背景には、確かな地元愛が息づいている。修了後、地元企業に就職して5年間就労した場合、返還免除となる奨学金制度が用意されている。その原資を江津市が出していることもあって、地元に就職する学生が20%~40%程度と高い比率を誇り、企業にとって即戦力として役立つ人材となっている。

ポリテクカレッジ島根でのカリキュラム自体も、就職後の時間感覚と連動しているため、そのまま企業での時間感覚へスムーズに移行できるようになっている。さらに、仕事現場で使用する業務単語なども身に付くので、就職後、現場でのコミュニケーションは、スムーズに違和感なくできるようになっている。このように、現実に即したリアルな実践教育こそ、実力100%への源であると考える。

作業風景
環境変化に対応する磨き直しの場
ポリテクカレッジ島根は地域に開かれた学校であり、いつでも学び直しができる、人に開かれた学び舎でもある。それが、社会に出て企業で働きながら、新たなる知識や技術を深めていくためのサポート「事業主推薦制度」である。

一度入社した社員を2年間、給料を支払いながらポリテクカレッジ島根で学び直す支援制度であり、さらに企業と共に共同研究なども行っている。

作業風景
また、生産性向上に向けた働き方改革についても受講できる制度を用意している。今現在働いている方にも、新たな技術の習得や補習効果を目指して、技術講習会などの能力開発セミナーも実施している。さらに、企業に特化したオーダー教育なども可能だ。
これは、厚生労働省所管の学校であるため、ものづくり産業における優秀な人材確保を目的として、特に自ら人材育成が難しい中小企業を支援しているからである。

このように、ポリテクカレッジ島根は、地域企業と密接に連携し、地域の活性化につながる人材を輩出することで、地域貢献を積極的に行っているのである。
その証拠は、島根職業技術教育振興会の存在が物語る。県内の商工会議所全てと東部・西部の58の企業・団体が加盟した当振興会は、ポリテクカレッジ島根のための応援団体として組織され、日頃よりポリテクカレッジ島根の活動を支援しているのである。

未来はすでに走り出している

商業高校出身でも少人数制と実習で不安解消

松井静松井 静
平成22年度 生産技術科修了
株式会社シティプラスチック 勤務

製造業はまだ女性が少なく、不安から諦めていました。高校2年生の時、たまたま駅でポスターを見てポリテクカレッジ島根の存在を知り、思い切って入校しました。授業は実技・学科共に充実しており、商業から来た私にも解りやすく教えてくれました。機械の種類も豊富で、知識だけでは解らない技術面も学ぶことが出来ます。
また、少人数制なので、先生とのコミュニケーションもしっかりとれる所も魅力だと思います。就職後はポリテクカレッジ島根で学んだことを基盤とし、持ち前の明るさと好奇心で今後さらに知識・技術共に向上させていきたいと思います。

内定先の職種に合わせカリキュラム外でも対応

福田 雄介福田 雄介
平成22年度 電子情報技術科修了
フジテック株式会社 勤務

総合制作実習では、現職場であるフジテック株式会社への内定も決まっていたこともあり、カリキュラム外の内容ですが、先生方に対応していただき、PLCによるエレベータモデル制御プログラムを課題として取り組みました。内定職種に合わせて臨機応変に対応していただき、就職前に業務の一片を経験できたことに非常に感謝しております。
現在、職場では先輩方とチームとなり、顧客先でエレベータメンテナンス業務のサポートを勉強しながら行っています。

地域の協力で古民家改修工事を実体験

梶 奨太梶 奨太
平成23年度 住居環境科修了
有限会社 大廣建設 勤務

勉強の面では、座学より測量や木造住宅(模擬家屋)を建てるなどの実習の方が多く、頭で覚えるより実際に体を使って覚えた印象の方が強いです。総合制作実習では、地域の方々のご厚意により、空き家となっている古民家の改修工事も行わせていただきました。このような地域がらみの実習は、他の学校ではなかなか体験できないので、とても貴重な経験になりました。

測量実習、加工実習などが現場で役立っている

渡邊 大輔渡邊 大輔
平成23年度 住居環境科修了
株式会社ハナオカ工務店 勤務

現在は主に鉄筋コンクリート工事における現場管理などを行っています。ポリテクカレッジ島根では測量実習や、型枠・鉄筋の加工実習なども行っていたので大いにそれが役立っています。
長く残る、スケールの大きな物づくりに携われるのでとてもやりがいを感じています。今後はいろいろと仕事を覚えて資格も積極的に取得し、早く現場を任されるようになりたいです。

実習経験が就職後の大きな自信になる

瀬田 浩樹瀬田 浩樹
平成23年度 生産技術科修了
株式会社 出雲村田製作所 勤務

出雲村田製作所で機械設備の修理や改善を行う保全業務に従事しています。ポリテクカレッジ島根で2年間学んできたことは仕事をする上での自信につながりました。ポリテクカレッジ島根と他校との一番大きな違いは、会社で即戦力となれるように実習や実験をメインとして現場で欠かせない専門的な知識や技術を学ぶことができる点です。
品質管理や安全衛生、CADやシーケンス制御などといった知識や技術は他ではあまり深く触れることがないと思いますが、製造現場ではとても役に立ちます。また、実習を通じて数多くの経験を積むことができたことも自信につながる一つの要因であると感じています。

建築士を目指してイロハから学ぶ

田中 淳央田中 淳央
平成23年度 住居環境科修了
有限会社万設計 勤務

「建築士になる」という夢を実現するため、ポリテクカレッジ島根の住居環境科に入校。
実習中心のカリキュラムで、自分達で木造住宅(模擬家屋)を建てるなど、実際に体を使って家づくりのイロハを学ぶことができました。他の学校ではなかなかこういった経験はできなかったと思います。将来は自分の設計事務所を構え、自分の設計した建物が雑誌に紹介されるような立派な建築士になりたいです。

好きなことへステップアップが止まらない

稲田 明弘稲田 明弘
平成22年度 生産技術科修了
平成24年度 中国職業能力開発大学校 応用課程修了
本瓦造船株式会社 就職

私は小さなころから“ものづくり”が好きで、将来は大きな仕事がしたいと思っていました。島根職業能力開発短期大学校では機械の基礎から実践的なものづくりまで勉強することができ、さらには中国職業能力開発大学校応用課程に進学。いろいろな設備に囲まれて、いろいろな“ものづくり”ができる。それがこの学校の大きな特徴です。仲間もみんな機械が好きで話が合うし、技能検定の練習では競い合いながらよく練習をしました。仲間からの刺激を受けながら、自己研鑽する。それができるこの学校は、非常に「面白い」場所です。

パソコン関連の技術を伸ばしていきたい

曽田 聖二曽田 聖二
平成27年度 電子情報技術科修了 
株式会社アイティープロデュース 就職

現在、既存のシステムの試験や修正、スクリプトの作成を行っています。試験で発生したバグを直し、完璧に動作した時や作成したスクリプト等を他の社員さんによく出来ていると言われた時にやりがいを感じます。
現在、目標としているのはパソコンのメンテナンスや組み立てを行う仕事に就き、パソコン関連の技術を伸ばしていきたいと考えています。

様々な知識と経験を積み両親の家を建てたい

鳥屋尾 茜鳥屋尾 茜
平成27年度 住居環境科修了 
ハートフルホーム福山(株) 勤務

私は、机上での専門的な授業だけでなく、有資格者の方による技術面での授業も充実していて実践的に役立つと思い、ポリテクカレッジ島根に入学しました。
今は、お客様の要望に合わせたプラン(図面)作成や建築地の現地状況、法的な調査、確認申請書の作成から提出まで幅広い業務を担当しています。将来は、この職場で様々な知識と経験を積み、それを活かして両親の家を建てたいと思っています。

一流のエンジニアになりたい

女鹿田 雄介女鹿田 雄介
平成28年度 生産技術科修了 
(株)出雲村田製作所 勤務

ものづくりへの興味からポリテクカレッジ島根に入学しました。授業を受けていく中で、ものづくりには加工だけではなく、保全の道もあるということを学び、今は保全の仕事を行っています。今の仕事に出会えたのはポリテクカレッジ島根に入学したおかげだと思います。将来の目標は、トラブル対応や点検などを一人で迅速にこなせるようになりたいと思っています。

メンテナンスという仕事にやりがいを感じて

佐藤 壱哉佐藤 壱哉
平成28年度 電子情報技術科修了 
(株)出雲村田製作所 勤務

機械のメンテナンスを行いたいと思い、出雲村田製作所に入社しました。トラブルがあった時に自分で改善し、作業者の方に「ありがとう」って言ってもらえることはすごくやりがいを感じますし、自分自身の自信にもつながっています。
これから叶えたい夢と目標は、『一人前の保全マン』まず設備の一つひとつについて詳しくならないといけないと思いますので、今は先輩に付いてしっかり学んでいきたいです。
 

住所 〒695-0024 島根県江津市二宮町神主1964-7
TEL 0855-53-4567(代表)
FAX 0855-53-0805

ポリテクカレッジについて詳しく知りたい方は学校ホームページをご覧ください。

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